ナオミの事件!
初めて『彼氏』呼ばれる相手が出来たのは15歳、中学3年生でした。
当時私は好きな人がいました。
恐らく2年近く片思いしてましたが、本人はおろか友人にもその想いを伝える事ができず悶々と過ごしておりました。
彼氏となるAくんは、片思いの相手ではありませんでしたが、普通に仲の良い友達でした。
彼は私の事が好きだと何度も告白してくれたのですが冗談だと思ってたのでハイハイと受け流してたのですがどーやらマジだった模様で流れ流され付き合う事に。
しかし、もちろん清い交際で、当時そこそこ厳しい家の私は夜に外出などできるわけもなく、私の塾の帰りに彼が迎えに来て、家までの少しの距離を並んで歩くというだけのものでした。
この時の私は『楽しい』という気持ちより『母にバレたらどうしよう。。。』と毎日気が気でありませんでした。
それまでもA君や他の男子とたまたま2人で下校したりする事だってあり、その時はそんな事考えた事もありませんでした。
特に男子と交際する事を叱られたり、注意された事もないのに勝手にそう思い込んでおりとても息苦しかった記憶があります。
清い交際が一か月ほど続いたある日。
いつもの塾の帰り道にAくんからキスをされそうなりました。
その時本能的に『嫌だ!!』と体が反射的にA君を押し返しました。
これがキッカケで
『やっぱり好きな人とじゃないとダメなんだ。』
と思いA君とはお別れしたのでした。